白浜温泉や龍神温泉など、名だたる名湯を抱える和歌山県。県内には現在36の道の駅があり、その中には敷地内や隣接地でそのまま温泉に入れる駅がいくつかあります。海を見ながら入る絶景温泉から、開湯400年の古湯、柑橘「じゃばら」の里の秘境温泉まで、バラエティ豊かなのが和歌山らしいところです。
この記事では、道の駅の敷地内・隣接地で日帰り入浴できるスポットを紹介します。営業時間・料金は変わることがあるため、訪問前に公式サイトで確認してください。
道の駅で日帰り入浴できるスポット
道の駅 椿はなの湯(白浜町)「椿温泉」
開湯から400年の歴史を誇る古湯「椿温泉」を楽しめる道の駅。同じ白浜町内の白浜温泉に知名度で押されがちだった椿温泉を盛り上げようと、地元の熱望によって誕生した道の駅です。2026年2月にはテレビ番組で「道の駅温泉No.1」と紹介されたこともあり、注目度が急上昇しています。
- 入浴施設:つばき温泉(道の駅敷地内)
- 泉質:pH9.9の強アルカリ性単純硫黄泉。源泉温度32℃と高めで、ほぼ源泉掛け流し
- 営業時間:11:00〜20:00
- 休館日:火曜日
- 料金:大人600円、小人300円(15枚綴りの回数券がお得。第3金曜日は「風呂の日」で半額)
- ポイント:2025年4月のリニューアルで露天風呂とサウナが新設され、以前より広くなった。利用無料の足湯もあるので、時間がない人はまず足湯だけでも試す価値あり。軽食堂の「まぐろ丼」「釜揚げしらす丼」を両方楽しめる「コンビ丼」も人気。
道の駅 すさみ(すさみ町)「望海の湯」
物産館、レストラン、エビとカニの水族館まで揃う南紀エリアの人気道の駅。2015年の紀勢自動車道開通と同時にオープンし、初月から想定の3倍もの来場者を記録しました。2021年6月には隣接ホテル内に「海から僅か5m」という絶景温泉が加わっています。
- 入浴施設:望海の湯(隣接ホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」内)
- 営業時間:6:00〜10:00、12:00〜23:00
- 休館日:無休
- 料金:大人800円、小人400円(現金利用可)
- ポイント:内湯は全面ガラス張りで太平洋の荒波を一望。露天風呂やつぼ湯からは波が岩を打つ迫力満点の音も楽しめる。ホテル自体はキャッシュレス決済限定だが、温泉は現金でも利用可能。
道の駅 おくとろ(北山村)
和歌山県で唯一の飛び地、北山村にある道の駅。花粉症軽減効果で知られる柑橘「じゃばら」の発祥地で、店内は「じゃばら」を使った商品で埋め尽くされています。奥瀞(おくとろ)と呼ばれる渓谷を見下ろす温泉も自慢です。
- 入浴施設:おくとろ温泉 やまの宿(道の駅敷地内)
- 泉質:低張性単純硫黄泉。サウナはなく、湯そのものをゆったり楽しむタイプ
- 営業時間:3/20〜9/30は11:00〜20:30、10/1〜3/19は15:00〜20:00
- 休館日:無休
- 料金:大人700円、小人500円
- ポイント:露天風呂から見る北山川の渓谷美が最大の魅力。10月下旬なら紅葉も見られる。アクセス路は一部1.5車線の狭い道もあるので運転には注意したい。
道の駅 志原海岸(白浜町)× リバージュ・スパ ひきがわ
「日本一海に近い道の駅」ともいわれる、太平洋を目の前に望む道の駅。道の駅自体に温泉施設はありませんが、わずか200mの距離に強アルカリ泉の温泉施設があります。
- 入浴施設:リバージュ・スパ ひきがわ(道の駅から約200m)
- 泉質:pH10.1という全国屈指の強アルカリ泉
- 営業時間:平日14:00〜20:00、土日祝11:00〜20:00
- 休館日:水曜日
- 料金:大人1,100円、小人600円、幼児200円
- ポイント:運営会社の変更で一時休業していたが2026年4月に営業再開。2階の露天風呂からは海の絶景と波音を同時に楽しめる。道の駅では鮎の珍味「あゆっこ」やウツボのおつまみ「うつぼっこ」など、ここでしか出会えない特産品もチェックしたい。
早見表
| 道の駅 | 入浴施設 | 距離 | 料金目安 | 定休日 |
|---|---|---|---|---|
| 椿はなの湯 | つばき温泉 | 敷地内 | 大人600円 | 火曜日 |
| すさみ | 望海の湯 | 隣接ホテル内 | 大人800円 | 無休 |
| おくとろ | おくとろ温泉 やまの宿 | 敷地内 | 大人700円 | 無休 |
| 志原海岸 | リバージュ・スパ ひきがわ | 約200m | 大人1,100円 | 水曜日 |
訪問前にチェックしておきたいこと
- リニューアルや休業からの再開情報に注意:椿はなの湯は2025年に設備を拡張、志原海岸近くのリバージュ・スパひきがわは2026年4月に営業再開したばかり。過去の情報のまま訪れると戸惑うことがあるので、最新の営業状況を確認しましょう。
- なお、道の駅「なち」の温泉施設は休業中:那智勝浦町の道の駅なちに併設されていた公衆浴場「丹敷の湯」は、2026年時点で再開の見通しが立っていません。那智山観光の際に立ち寄りたい場合は、事前に営業状況を確認することをおすすめします。
- 隣接ホテルの施設は現金・カード対応が異なる場合がある:すさみの望海の湯のように、ホテル本体はキャッシュレス限定でも温泉だけは現金OKということも。念のため両方用意しておくと安心です。
- 山間部はアクセス道路が狭いことも:おくとろのように、山や渓谷沿いの道の駅は道幅が狭い区間を含むことがあります。運転に不慣れな方は時間に余裕を持って向かいましょう。
- 足湯だけでも楽しめる:椿はなの湯には無料の足湯があるので、ゆっくり入浴する時間がない場合でも気軽に立ち寄れます。
紀伊半島をぐるっと回る和歌山ドライブは、海沿い・山あいのどちらを走っても表情が大きく変わります。道の駅の温泉を目印に、南紀エリアの旅程を組んでみてはいかがでしょうか。
※本記事の情報は2026年8月時点のものです。最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。

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